2021年7月21日水曜日

【搭乗記】ソラシドエアSNA(6J)75便 東京/羽田(HND) - 鹿児島(KOJ) B737-800 普通席 - やることないのでアゴユズスープを飲んでみた | 2021年4月 鹿児島旅行記(1)

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2021年に突入しても新型コロナ禍はまだまだ収まるところを知らず、感染者数が一時的に減って緊急事態宣言が明けたかと思ったら再び東京などでは緊急事態宣言が発令される見込み。

昨秋以降親戚の用事で鹿児島に行く用事が発生しており、新型コロナウイルス感染拡大防止の為先延ばしをしておりましたが流石にこれ以上は待っていられない、ということで必要火急の鹿児島旅行です。



自家用車にて羽田入り。いつものP4立体駐車場へ愛車を預けます。閑散としているかと思いきや、予想に反して駐車場はそこそこの賑わい。というのもこれにはからくりがあって、平時より使用するフロア面積を縮小して営業しているとの張り紙。そりゃ混んでいるように見えるわ。


国際線施設は相変わらず閉鎖中。早く使える日が来ることを祈りましょう。


2020年に華々しくデビューするはずだったT2国際線エリアは上述のとおり残念ながらシャッターが下りて閉鎖されており、国内線エリアとは隔絶されています。その穴埋めというか何というか、スペースを活用してアート作品が展示されていました。Crowd Cloudと題されたこちらは、空港を舞台とし、日本の文化を発信する文化庁主導のプロジェクト「CULTURE GATE to JAPAN」の展示作品の一つ。 サウンドアーティスト兼エクスペリエンスデザイナーのスズキユウリさんと、同じくサウンドアーティストの細井美裕さんによるコラボレーション作品とのこと。 68本のホーンが奏でる神秘的な音のハーモニー。思わず聴き入ってしまいました。

旅客数が少ない為、保安検査場も縮小して運用中。保安検査場のA~Cまでの運用で、Dは閉鎖中。


人がいるように見えるけれど、やっぱり少ない。妻とも話しておりましたが、この光景に目が慣れつつあるのが怖い。


ユナイテッド航空のマイルを使って予約した特典航空券。新コロのせいで旅客需要が少なくなっており、一時間程早いANA便は間引きか欠航に。昨夏の鹿児島旅行に続き、ソラシドエアに変更になる憂き目。ソラシドエアが嫌とかではなく、もう一時間くらい鹿児島に着く便の方が都合が良いのです。


3Fの銀座木屋で昼食を。かつ重御膳を頂きます。いくつか臨時休業している飲食店があるのはやっぱり見ていて辛い。


お腹も膨れたところでさっさと保安検査を通過して制限エリアへと向かいます。平常時だと時間帯や時期によっては保安検査場の待ち時間を気にする場合もあるのですが、この新型コロナ禍にいたってはその心配がゼロなのはとっても楽な反面非常に寂しい。




2020年夏の鹿児島旅行では閉鎖されていたANA FESTAが今回は営業中。その姿に安堵。



今回もソラシドエアお決まり?の51番ゲートからの出発。なので北ピア目指してひたすら歩きます。



左手には伊勢丹羽田ストア。こんなところで買い物する人なんているのかしらと訝しがる。このコロナ禍で旅客自体の母数が少ないのもあるが、店内にお客様はゼロ。店員さんが暇そうに会話をしていました(仕事の話を真剣にしていたのならすいません)。



まだまだ歩きます。あと130m。



51番ゲートに到着する頃には既に搭乗が始まっていました。


SNA75便(NH2475便)搭乗記



SNA75(NH2475) HND 13:20 - KOJ 15:15

ブロックタイムは1時間と55分。ソラシドエア6J 75便はANAとコードシェアをしており、NH2475便としての運行でもあります。


51番スポットに佇み出発の時を待つ、ソラシドエアのB737-86N(JA806X)。ここは位置的に機体全景を収めるのは無理。どうしてもボーディングブリッジで機体前部が隠れてしまう。


北サテライトの脇で何かの工事。こちらとT2本館とを繋げるというニュースは耳にしましたが、まさかもう始まっている?




搭乗。ソラシドエアのB737(というかそれしかない)は普通席モノクラスの3-3アブレスト。昨夏の旅行の際はガラガラだったので、「今回も3席を夫婦で独占かしら」、と思っていたら目論見は見事に外れ、満席ではないにせよ、どこも隣に人がいる程度に混んでいる。欠航本数が増えて一便当たりの搭乗率が増えただけ?それとも需要が昨夏と比べると戻ってきている?後者であることを祈りたい。


シートポケットに備え付けられているのは安全のしおりとエチケット袋のみ。不特定多数が触れることになってしまう機内誌は引き続き感染症対策で撤去されており、希望者には配布される仕組み。一度配布された機内誌って、そのままシートポケットに置いていったら捨てられる、ということ?

出発機もさほど多くないのか、RWY16Rからスムースに離陸。滑走路の運用には詳しくないけれど、鹿児島行の便はC・D滑走路をしか使ったことがなかったので新鮮。


窓側の景色を観られるわけでもなく、パーソナルモニターが設置されているわけでもなく、上述のように機内誌も撤去されていたり、機内での会話は極力控えるよう言われてしまうと奥さんとも会話は小声で最低限のみ(それでも、神経質そうな前の席の人がたまにこっちをちらちら嫌そうな顔で振り返って見てきたり)。そうなると特にやることもない。ブログ用に写真を少々撮影したり、持参した本を読んだり。ソラシドは機内Wi-Fiサービスも無いですし。


ブログのネタに…というわけで、ドリンクサービスのカートが回ってきたので、ソラシドエアならでは、というかここでしか味わえないものを注文。ご存じアゴユズスープ。柚子の香りの中に魚介系の出汁がしっかり首長してきて深みがある。気温低めの乾燥した機内でほっこり出来る暖かいスープ。しかも安っぽいコンソメスープとかじゃない。コクのある味。


トイレへ行くついでに機内をお散歩。幸いにも後席には人がいなかったのでフルリクライニングでのんびりと到着まで寝て過ごしておりましたが、可動式のヘッドレストが装備されていないシートなので頭を預ける場所が無かったのが少々しんどかったです。とても寝辛い。


快晴の鹿児島へ到着。定刻よりやや早く、14:57にスポットイン。降機してこの写真を撮影している15:15が時刻表上の到着時間。


昨年の旅行時は旅客の数が少なすぎて、ターンテーブルに到着した時には荷物が既に下ろされて床に置かれていたのだけれど、今回は流石にまだ出てきておらんかった。それでもすぐにテーブルが回り始めたけれど。


真っ白な外観が美しい鹿児島空港の国内線ターミナルビル。青空をバックにその白さが映えます。地方空港のお手本のような素晴らしさ。今回は日産レンタカーを利用なので、徒歩にて事業所へと移動。4月にも関わらず、神奈川と違い既に夏の刺すような日差しが南国に来たことを実感させてくれます。

春の交通安全運動実施中とのことで、高速の覆面に気を付けるようアドバイスまで頂いてしまいました。空港のある霧島市から鹿児島市までずーっと下りを走るからスピード出ちゃうんですよね。有難う、日産レンタカー。