2019年8月28日水曜日

ユナイテッド航空マイレージプラスで発券したANA国内線特典航空券の事前座席指定・チェックインの仕方・方法

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はじめに | UAマイレージプラスのANA国内線特典航空券とは


ANAと同じ航空アライアンスのスターアライアンスに所属するユナイテッド航空のFFP、マイレージプラスで獲得したマイルを使うと、ANAの国内線に関しては、800マイル以下のルートに限っては片道5000マイルで一人分の特典航空券が発券出来ます。東京発だと、那覇と石垣が漏れるくらいで、殆どの都市に一人往復10000マイルで飛べることになります。801マイル以上の路線、東京-那覇や東京-石垣は片道一人8000マイルが必要になります

→2020年に変更がありました。詳細は当項目の最後をご覧ください。

乗り継ぎであっても同数のマイルでありますし(必要マイル数は出発空港と最終目的の空港の距離で計算されます)、変態乗り継ぎ旅行を楽しまれている諸兄もいらっしゃるみたいですね。

私は、国際線で貯めたマイルや、マイレージプラスセゾンカードで貯めたショッピングマイルを使って国内旅行を楽しむようにしています。

ユナイテッド航空ウェブサイト - 日本国内の特典旅行に必要なスターアライアンス特典価格が減額されます より引用のチャートをご覧ください。

片道に必要なマイル数
ご搭乗クラスマイル
エコノミー0~800マイルstrike through10,0005,000補足情報2
エコノミー> 800マイルstrike through10,0008,000

2015年に改定がなされました。元々は800マイル以下の路線でも片道10000マイル必要だったので、半分の5000マイルになったというのはとてもお得ですよね。ユナイテッドとANAの間でどのような交渉があったのでしょうか。

路線の例
必要マイル
東京/羽田 - 大阪(251マイル)strike through10,0005,000
東京/羽田 - 札幌(509マイル)strike through10,0005,000
東京/羽田 - 沖縄(966マイル)strike through10,0008,000
東京/羽田 - 石垣島(1,205マイル)strike through10,0008,000

とまあ前置きが長くなりましたが、ユナイテッド航空のウェブサイトから直接予約も出来ますし、上述のように必要マイル数が随分と少なく済むので、この特典は日本在住のMP会
員にとってはとても使い勝手が良いのです。

私自身この特典を使うようになったのはここ最近なのですが、初めての特典旅行でチェックインに四苦八苦してしまったので、実際の空港での流れなどこちらに体験レポートをシェアさせて頂きます。

【2020年5月追記】
特典航空券の発行に必要なマイル数が今までの10%アップになりました。5000マイルが必要な片道区間は5500マイルに。8000マイルが必要だった沖縄線は片道8800マイルに。ANA Wings運航便やAirdoやスターフライヤーなどの運航便を予約の場合は従前のマイル数のようです。

改悪という表現は使いません。コロナ禍で苦境に立たされている中、これだけで済ませて頂いているのですから。


オンラインでの事前座席指定も可能になりました。


因みに、マイレージプラスでANAの国内線特典を予約した場合、事前の座席指定は出来ません。勝手にアサインされます。私はpreferenceの設定を「通路側が良い」とUAのほうで会員情報で設定しているので、常に通路側席がアサインされますが。選べてもこの程度です。座席表から空いている席を選んだりなどは出来ません。

となっておりましたが、ユナイテッド航空の公式ウェブサイトでマイレージプラスのアカウントにログインすると、予約済のANA国内線特典航空券の座席選択が画面上で事前に出来るようになりました。これは有り難い。勿論、予約時にも座席の選択が可能です。
これは筆者が予約しております沖縄線の某便の座席表です。"ALL NIPPON AIRWAYS"の運行と上部に記載がありますね。

コードシェア便は除くみたいで、従来通り指定不可のようです。あくまでANAグループ運行の便に限るみたいですね。


オンラインチェックインは出来ません。


ANAで自社便を予約した場合は当然事前のオンラインチェックインが出来るのですが、マイレージプラスでANAの国内線特典を予約した場合はこの限りではありません。当然SKIPも使えません。


空港での手続き - 自動チェックイン機へGO!!


さて、当記事の本題へと入っていきましょう。実際に空港でどのような手続きを踏んでチェックインをしていくのか、写真付きで解説していきます。

出発ロビーに到着したら、大抵どこの空港にもある自動チェックイン機のエリアを目指しましょう。写真は那覇空港。

画面には予約・eチケット情報の確認(チェックインはこちらから)とありますね。ここで、「確認番号またはeチケット番号」を選択します。

確認番号、または国際航空券番号の画面へと移行しました。ではその番号とは…

こちらはユナイテッド航空からemailにて送られてくるitinerary receiptのスクリーンショットです。 赤枠で囲まれている部分に13桁の番号が書かれています。これが国際航空券番号(eTicket Number)。これを上記のチェックイン機に打ち込みます。

画面が遷移し、次に名前を打ち込みます。予約時の名前をアルファベットで入力すると、予約情報が出てきますので、ご搭乗者確認の画面へと変わります。後は簡単(eチケットの番号が違っても、同時に複数名分予約していればそれらの同行者も同時にチェックインが可能です)。次は搭乗者の年齢を入力。そうしますと予約したフライトの情報が表示されます。その後は席を変更したければすればよいですし、特に何もなければそのまま進んでいってください。チェックインが完了して、紙の搭乗券が発券されます。




絶対チェックイン出来るわけではない? - その不確実性 


上記の方法でチェックインしようとしても、「こちらでは承れませんでした。有人カウンターへ向かってください。」というメッセージではじかれた事もあるので、この方法で必ずチェックイン出来るというものではないのかもしれません。個人的経験からしますと、出来たり出来なかったりです。地上係員に聞いても答えはバラバラ。「ユナイテッドさんだと出来ないんですよねぇ」なんて答える人もいますし。こういう場合は素直に有人のカウンターへ向かいましょう。国際線航空券番号をカウンターの係員に伝えればチェックイン手続きは完了。

搭乗券が発行されたら、あとはいつものとおり。預け入れ荷物があればバゲージドロップへ寄って、保安検査場を抜ければ後は空の旅を楽しむだけです。


ANAウェブサイトによると自動チェックイン機での手続きは出来る


ANAのウェブサイトに何か確実な情報が無いか探ってみたら出てきました。

よくあるご質問 のページより抜粋。


Q:【国内・国際線】国際航空券で購入した国内線は自動チェックイン機を利用できますか。

A:はい、国際航空券(*1)(eチケット含む)で発券された国内線も国内線の自動チェックイン機をご利用いただけます。旅程表(eチケット)に記載されている13桁の国際航空券番号と、姓名をアルファベットで入力してください。

*1 提携航空会社(ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空など)の特典航空券で発券した日本国内線を含みます

と、いうわけで出来るみたいです。おいおい、嘘をつかないでくれ、ANAの地上係員よ…。


最後に


有効期限無期限のユナイテッド航空のマイル*1、提携クレジットカードなどを使えばそれなりに結構貯まります。コツコツだったとしてもです。そんなマイルをお得に利用出来るわけですから、マイレージプラスには本当に感謝です。

*1 「実際の期限は18ヶ月ですが、何らかの加算や利用が1マイルでも発生するとその月からまた更に18ヶ月延長となります」となっていましたが、2019年8月28日に完全に無期限になるとのリリースがありました。

オンラインチェックインは出来ないし「不便だなぁ」なんて思ったりもしますが、古参のユーザーからすればUAのウェブサイトから簡単に予約出来るようになっただけ有難いですし、事前の座席選択が出来るようになっただけでも隔世の感があります。マイルの有効期限も無期限になりましたし、必要マイル数も少ないので使わない手はありません。

それでは皆様、素敵な空の旅を!!