2019年10月2日水曜日

【UA陸マイラー必携】通常の3倍マイルが貯まるマイレージプラスセゾンカード・マイルアップメンバーズはやっぱりお得なのでおススメ - メリットデメリットを徹底比較

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ギリギリ昭和生まれの私ですが、出張族だった父の影響で、マイレージプラスの会員としては年齢の割に古参の部類に入ります。生意気にも子供の頃からマイレージプラスでマイルを貯めさせられておりました。もうかれこれ30年近く会員をやっております。


そんな私も高校を卒業するにあたり、クレジットカードを作ることになったのですが、当然選んだのはせこせこ貯めていたユナイテッド航空マイレージプラスの提携カード。その中でも一番ポピュラーだと思われるマイレージプラスセゾンカードを選択しました。

ところが、自分で年会費を払っていない学生時分はともかく、社会人になり自分であれこれ支払うようになると、一般カードのマイレージ加算率の悪さが気になるようになってきました。

そんな頃、クレカ業界に勤務する同じく旅行好きの大学の同輩に教えてもらったのが、MileagePlusセゾンカードのオプションサービス・マイルアップメンバーズです。

筆者は昨年結婚をしましたが、更に生活コストがかかり、カード決済額が独身時代と比べて増えるようになると、この加算効率の良さをより肌で感じるようになりました

私自身「本当に入る価値があるのかな?」と懐疑的に思っていた時期もありましたし、そんな皆様に比較検討していただきたいな、と後押しをする記事となっております。


マイルアップメンバーズとは?



マイルアップメンバーズは、追加年会費5,000円(税抜)で、ショッピングご利用1,000円につき10マイルが追加加算されるオプションプランです。MileagePlusセゾンカード(一般)をお持ちのお客様が任意で申し込み出来ます。

※マイルアップメンバーズによるマイル換算は、年間(毎年3月4日~翌年2月4日お引落とし分)30,000マイルを上限となります。

※カード年会費・キャッシングご利用・楽天Edyチャージ・ユニクロオンラインギフトのご購入・nanacoチャージ・ココカラクラブカードチャージ・おさいふPontaチャージ・PARCOプリカチャージ・ピコカチャージ・アゼリアカードチャージ・ATM手数料・カード再発行手数料については、マイル加算対象外となります。




通常の三倍貯まります


獲得マイルが通常の三倍になります。業界トップクラスのマイル換算率となります。一般カードだと1000円の利用で5マイルの獲得。これって結構物足りないんですよね。ところが、マイルアップメンバーズの場合1000円で15マイルも貯まります。

一般カードにオプションを追加するだけで、ゴールド、プラチナカードクラスの加算率となります。とってもお得じゃありませんか?


追加の年会費は僅か5000円(税抜)


セゾンカードの一般会員カードの年会費1500円(税抜)に追加年会費を払うのですが、これがたったの5000円(税抜き)年間合計6500円(税抜)で、上述のマイル換算率でマイルが貯められるUA陸マイラー必携のカードです。


消費税分も貯まります


マイレージサービスに限らず、「消費税分はカウントしませんよ」なんてポイントサービスも多いです。税抜き価格分のポイントが加算されるサービス、よく見かけますよね。が、マイレージプラスは消費税分もOK。税込み1000円使えば1000円がマイル加算の対象となります。2019年10月に消費税が10%に上がりましたが、消費税分もマイルにカウントしてくれる有難みが増しました。


この還元率でのマイル獲得上限は30000マイルまで


マイルアップメンバーズによるマイル換算は、前述もされていますが、年間(毎年3月4日~翌年2月4日引落とし分)30,000マイルを上限とされています。

1000円の利用につき15マイルの獲得なので、年間2,000,000円のカード利用まで、この換算率でマイルが獲得出来る計算になります。これを超えると一般カードの換算率、1000円で5マイルとなります。

私は概ね年間の決済額がこれに収まりますので丁度良いんですね。200万円以上決済される方はゴールドカード、プラチナカードを選ぶと、上限が増えますのでそちらへ切り替えましょう。


30000マイルの凄さ - 3人家族旅行1回分 独身なら3回分


30000マイルあればANAの国内線3往復分(800マイル以内の路線)独身なら旅行3回分、夫婦二人なら1.5回分、子供が1人の核家族だったら1回分航空券が発券出来ます。子連れでも年1回の国内旅行分が貯まるなんて、何て素敵なのでしょう。


損益分岐点はどこにある?


「200万円も使わないしなぁ…年間いくら決済からお得なのだろう?」

という疑問を抱く人もいるかと思います。私もその一人でした。

しかしながら…

これ、貯めたマイルをどう使うかによって変わりますので明確な答えは無いですし、消費するマイルの単価によって変わります。上手い事少ないマイルで、有償だと高い金額を払う必要のある路線を取れれば1マイルあたりの価値は上がりますし、逆もしかり。

因みに…

マイレージプラスで貯めた5000マイルでANAの国内線片道航空券(距離800マイル以下)が発券出来ます。路線にもよりますが、安いチケットで片道ざっくり10000円程でしょうか。

5000マイル = 10000円 とします。

あくまでざっくりですよ、ざっくり。

マイルアップメンバーズの追加の年会費が5000円(税抜)なので、

5000円 = 2500マイル。

この2500マイルを得るのに17万円ほどかかりますので、この辺が分水嶺でしょうか。

でも、この金額よりちょっと多いくらいだと、わざわざ加入するメリットは無いでしょう。では、どのあたりの年間決済額からお得感が出てくるのか。次の項目で通常会員とマイルアップメンバーズ会員が得られるマイル数を比較していきます。

マイルアップメンバーズ無しのノーマルカードとの比較



マイルアップメンバーズに加入し、200万円を使った場合に得られるマイルは30000マイル。通常会員が200万円を使った場合に獲得出来るマイルは10000マイル。差は20000マイル

消費額が100万円の場合、マイルアップメンバーズ会員は15000マイルを獲得する一方、通常会員は5000マイルの獲得に留まります。差は10000マイル

50万円消費の場合、マイルアップメンバーズ会員が得られるのは7500マイル。通常会員は2500マイル。差は5000マイル

50万円の年間決済額というのはあまりカードを使わない大人でもあり得る数字のような気がします。7500マイルあれば国内線0.75往復分。安い運賃であればざっくり15000円くらいの価値になります。通常会員が得られるマイル数との差は5000マイルで国内線片道一人分。安い運賃が9000円あたりだと思うので、マイルアップメンバーズの追加年会費5000円(税別)分を差し引いても数千円はお得、と考えることが出来ます。この、50万円の年間決済額というのが実質的な損益分岐点のような気がします。

個人的な感覚としては、年間決済額が100万円だと、通常会員とマイルアップメンバーズ会員が得られるマイル数の差が10000マイル=国内線一往復分なので、この辺が気分的な損益分岐点かなぁ。「往復一人分がタダ」は心理的インパクトが大きいです。


申請方法


申請はとっても簡単。

netアンサーにログイン>各種サービスの申し込み>資料請求>トラベルサービス マイルアップメンバーズ申込書

の順番に進みます。


各種お申込みの画面に遷移します。一番下の資料請求を選択。

トラベルサービスの項目のマイレージ・プラスマイル アップメンバーズ申込書をチェックして、画面下部の申し込みボタンをクリック。

このように順番に進んで資料請求をします。後日申込書が送られてくるので、それを返送して終わりです。この辺は割とアナログ。

もしくは、クレディセゾンホームページより申し込みを。


更新手続き


一年ごとの契約となり、申し出ない限りは、自動更新です。ご丁寧におはがきでお知らせをしてくれます。追加の年会費は勿論カードに請求がなされます。年会費分はマイル加算されませんのでご了承を。

2019年も更新ハガキがやってきました。

退会を申し出ない限りは自動更新です。


デメリット#1 - 家族カードが存在しない


マイレージプラスセゾンカードの一般カードには、家族カードが存在しません。これはマイルアップメンバーズに切り替えをしても同様です。

結婚して家族カードというものに着目するようになったのですが、これは残念。家族カードを作って妻に渡してスーパーやデパート、ドラッグストアなど日々の生活費・雑費の支払いにも使ってもらい、更にマイルを獲得だ、と目論んでいたのですが、これは叶わず。

ゴールドカードやプラチナカードになりますと、家族カード対応となりますので、ガシガシ貯めたい方はこちらに切り替えをしたほうがいいかもしれません。年会費が高くはなりますし、家族会員にも別途会費がかかりますが。


デメリット#2 - ボーナスマイルの加算は無し


これはマイルアップメンバーズに関わらず、一般、マイルアップメンバーズ、ゴールド、プラチナ全てに共通することなので、厳密にはマイルアップメンバーズのデメリットではないのですが、一応記載を。マイレージプラスのカードでユナイテッド航空の航空券を購入しても、搭乗に伴うボーナスマイルは加算されません。飛行距離に応じたマイル(チケットの運賃種別によって加算率は異なります)や、当エントリで述べているショッピングマイルは貯まりますが。ANAカードだと、ANA便を購入した場合に10%のボーナスマイルが付与されたりしますが、ユナイテッドは無し。


最後に・まとめ


ANAとユナイテッドに多く乗る、という事情と、最終獲得から1マイルでも増減があれば有効期限が伸びるマイレージプラスの特性を活かすべく、私はマイレージプラス提携のカードを選びました。それ程飛行機も乗らなかったですしね。実質無期限になるのであれば、少額でものんびり貯めればいいや、という消極的な陸マイル活動を行っていました。「貯める」というよりは「延ばす」ために。しかしながら、結婚し世帯主になるとお金をかなり消費するようになるわけで、消費額を最大限に効率化してマイルを獲得したいと思うようになりました。そうなるとマイルアップメンバーズは最適解となります。より消費額が増えるようになれば、ゴールド、プラチナも視野に入るようになるでしょう。

結局2019年の夏にマイルの有効期限も撤廃されましたし、マイル有効期限延長の為に提携マイレージプラス提携のクレカを持つ意味は無くなりました。最大限に効率化して貯めるか、期限が無いのでのんびりマイルを貯めるか。考え方はユーザー次第ではありますが、年間のカード決済額が一定以上になるのであれば、マイルアップメンバーズはおススメしたいオプションです。