レンタカーを返し鹿児島空港国内線ターミナルへ。まずはさっさとチェックインしてしまいましょう。
まずは消毒液で手をキレイキレイ。
羽田にはなかったけれど、感染症対策の一環で、自動チェックイン機の間にビニールカーテンが設置されていました。ニューノーマルが定着する頃にはそのうちちゃんとしたパーティションにでもなるのでしょう。ワクチンや治療薬が発明されたとして、こういうのが当たり前になる時代。今までがずぼらだったのか、これがやりすぎなのか。今はまだ分かりません。
お土産物屋さん街の前にはこんな展示が。「あの日の空をもう一度。みんなの笑顔に会うために」。早くあの頃に戻れたらいいな。このパンデミックの早期収束を願います。
保安検査を抜けてエアサイドへ。時間帯もあるがガラガラ。
ANA NH630便 鹿児島(KOJ) - 東京羽田(HND) A321neo 普通席 フライトレポート
NH630 鹿児島(KOJ) 19:25 - 東京/羽田(HND) 21:15
NH630便は6番ゲートより出発。
随分と早く着いてしまいました。この時点で18:22。出発時刻が19:25と一時間以上先なのでまだ東京行きの機材はゲートにはおりません。
そうこうしていると東京から機材が到着。折り返しNH630便東京行きとなるのは、ANAフリートの最新鋭機材の一つであるA321neo。レジはJA134A。2018年登録と、機齢2年の若い機材です。利用客が少ないのか予約時のB767から縮小化。思わぬ形で最新鋭機に乗られるのは嬉しいやら悲しいやら。日によってはB738なども充当されている模様。いつもはB767とかB787の(セミ)ワイドボディ機なのですが。
夕食にSKY CAFE KAGOSHIMAで買った空弁。バッテラ・焼きサバ。
予想以上に肉厚で美味しかった。満足度はかなり高いです。制限エリアで空弁お探しならおススメです。
6番ゲートの横のギフトショップ脇にある畳コーナーがお気に入り。でも、ずいぶんとこの畳も色あせてきた印象。そろそろ張り替えかしら。
6番ゲート前のSKY CAFE。
搭乗開始です。
真っ青なシート、床、オーバーヘッドビンのライティング。久々にANAの機内に久々に戻ってきた感。
ANAらしい真っ青なシート。一時期盛んに導入されたfixed back shellではないけれど、リクライニングと同時に座面が前にスライドするので実際以上に倒れている感が得られる。fixed back shellはフルスライドさせると膝が前席に当たって辛かったけれど、こちらはそのような不快感は無し。
こちらは引き出し式のリモコン。モニター下部にはUSBポートとオーディオジャック。座席間にはユニバーサルのパワーアウトレットもあるらしいが使わなかった。
こうやって前に立って会社を背負ってメッセージを発信していく姿勢が私は好きです。経営者の大切な仕事の一つ。
ANA Care Promiseと銘打った同社の感染症予防対策・取り組みの紹介と乗客へのお願いを知らせるビデオ。こちらは3分で機内の空気は完全に入れ替わるから安心ですよ、と案内。
気になる方はご利用ください、とCAさんがアルコールシートを配布。機内設備はしっかりと清掃・除菌されているはずだが。取り敢えずスマホでも拭いてみた。
定刻よりやや早い19:23にスポットアウト。流石の真夏の西日本でも外は真っ暗の時間。
単通路機のA321の普通席は3-3のアブレストですが、我々夫婦の隣には人は来ず。極力各乗客・グループの間にソーシャルディスタンスを取らせる為か、前後で並んでしまうような場合は、CAさんが「よろしかったらこちらへ」などと乗客に席の誘導を促していた。言い換えれば、それが出来てしまう程度の搭乗率、ということ。B767から機材変更になったというのに、まだ余裕がある。
なんかこう、エアバス機っぽいデザインのベルトサイン周り。
ANAらしい青色のオーバーヘッドビンのライティング。決して赤になることはない。
疲れていたのか寝落ち。気付いたら離陸していました。しかしこのIFEスクリーン、アンチグレア液晶のほうがいいんじゃないかしら。オフにしていると、座席の間、もしくは通路側から前のほうの席に座っている人の顔がはっきり見えます。出張帰りのマヌケなお姉さんの寝顔が見えてしまいます。グレア液晶のほうがぱっと見は綺麗だけれど、映り込みが激しくて撮影時に自分の顔が映らないように気を使わねばならないなどブロガー泣かせでもあります。
シートポケットには安全のしおりとエチケット袋のみ。機内誌は感染症防止の為撤去されていましたが、ご希望の方はCAまでお申しつけ下さい、とのことでした。
ぽつぽつと、乗客の皆様の頭が見えます。搭乗率はこんな程度。空いているフライトって窮屈感が無くて好きだけれど、その航空会社のファンとしては辛い。
コストカットでしょうか。ドリンクサービスはお水かお茶のみの配布でした。ジュース・コーヒーなどはカット。営業大赤字を垂れ流す中、無料で頂けるだけ有難い、と。感染症予防の為、ブランケットの貸し出しは行っておりませんでした。冷え性・寒がりの人は大変だ。
乗客が多いと繋がりにくく感じるANAの国内線無料機内Wi-Fiですが、流石の搭乗率で使う人が少ないのか、スイスイ使えました。嬉しいやら悲しいやら。
A321のラバトリーって狭いのね。シンクも横長。ゴミ箱はシンクの下じゃなくて便器の上側。 pic.twitter.com/zHvxSw1X4U
— Makali'i (@Makalii_JPN) August 26, 2020
Twitterで上空で呟いていますが、機体最後方のラバトリーはけっこうコンパクトに作られていました。シンクは横長で縦に短いし、くず入れもシンクの下ではなくて便器の上の前部壁面に。エアバス社が新たに導入したSpace Flexとかで、後部キャビンのレイアウトをより効率的にするものらしく、最後部にギャレーと並んでラバトリーが設置されているのでその分座席を増やせるとか何とか。使い勝手の悪さは一切感じませんでした。
名古屋を過ぎて静岡県の南方を飛行中。羽田まではあと35分の飛行時間。
伊豆半島に差し掛かる当たり。ここまでくればあと少し。
離着陸時に機内を消灯してくれないから綺麗に外が撮影できない。ここばかりは外航が良い。
パーソナルモニターから機外カメラの映像が見られるのでエアバス機は楽しい。C滑走路(RWY34R)にアプロ―チ。
21:06スポットイン。定刻より10分も早く到着。「定時運行へのご協力ありがとう御座いました。」とCAさんがアナウンスで述べられていましたが、単に乗客が少ないのと、減便・運休ラッシュで空路が空いていたからでしょう。
航空会社の損益が真っ赤っかなのは承知しているし何も解決なんかしちゃいないんだけれど、それなりに空港に人がいるのが嬉しくなった。年内にまた飛ぶかは分かりませんが、あの日々が戻ってきますように。 pic.twitter.com/QVg1UiYytv
— Makali'i (@Makalii_JPN) August 26, 2020
これにて鹿児島旅行記?は終了。最後までお読みいただき有難う御座いました。次はいつ飛べるのかな。あんまり混むとそれはそれでストレスですが、沢山の人で賑わう空港と機内が見られる日が来ることを祈りつつ。