仙石原プリンスホテルをチェックアウトし、同じく仙石原にある箱根ラリック美術館へと向かいます。
いよいよ美術館棟へ。荘厳な雰囲気の入り口。
エントランスの扉の上部にもラリックの工芸品と思しきガラスのレリーフ。RPGのダンジョンの入り口よろしく「引き返せ…」とか言ってきそうな雰囲気。
当然ながら美術館の中は撮影は不可。ルネ・ラリックの数々の工芸品の鑑賞を心から楽しめました。小声程度でしか喋りませんから飛沫感染のリスクはかなり低いですし、密にはなりませんし、美術館ってコロナ禍においてはなかなか理想的な観光施設かもしれません。
クリスマスツリーのオーナメントは色とりどりの香水たち。香水瓶の製作にも携わったラリックの名作たちを飾るにふさわしい美術館らしいコンセプトのように思います。
カフェ・レストランLYSでカジュアルランチプレートを
美術館鑑賞と館内でのお買い物を済ませるとちょうどお昼時に。併設のカフェ・レストランが評判良しとのことだったので、そのままお世話になることに。11月半ばですが、エントランスはすっかりクリスマスの装い。ウィンターホリデーシーズンのこちらが素敵な雰囲気に包まれることは容易に想像がつきます。
この日は晩秋にしては暖かくて風も弱く、テラス席でも心地よく過ごせるくらいの外気温でした。常緑のベント芝と紅葉のコントラストが美しい。太陽光が優しく降り注ぎ、聞こえるのは小鳥のさえずりと客の談笑する声くらい。高原の静謐。贅沢な時間。
若鶏胸肉のキノコのファルシ ソースジュドボライユ | 戻り鰹のミキュイ | コンデマン添え 秋なすのマリネ
海の幸と山の幸が同時に楽しめるワンプレート。どれも美味しかった。この味が上述のように心地の良い空間で2035円(2020年11月時点)で楽しめるわけだから、かなり満足度は高いです。
美術鑑賞を終えてお腹も満たされ大満足。もうちょっと箱根を楽しみたいという思いもありましたが、夕方の渋滞に巻き込まれたくないので、早々に箱根を後にします。狭い山道をだらだら車列に巻き込まれながら湯本あたりまで下るのはなかなか辛いものがあります。仙石原からだと御殿場経由が調子良さそうなので下山して東名で帰宅。新型コロナ禍の真っただ中ではありますが、Go Toトラベルを駆使して思い出深い結婚2周年の巣籠り小旅行となりました。最後までご覧いただきまして有難う御座いました。