取引先のご招待で、北京・天津出張へ行ってまいりました。完全先方負担、あご・あし・まくら付きのお呼ばれ、これは行かねばなるまい、と晩秋の華北へ飛び立ちます。
今回の目的地は天津に所在する某社工場。天津へは東京からANAやJALの日系航空会社が飛ばしておりません。某自動車メーカーのビジネス需要に応えるためか、中部国際空港からJALが直行便を飛ばしているので、「羽田-中部-天津」のルートかしら?なんて期待に胸膨らませていたところ、届いた旅程表には…
中国国際航空
の文字。北京行きですね。分かっていましたよ。北京から陸路で移動すればいいんですよね。ええ。
おいおい、大陸系のエアラインなんぞ乗ったことないぞ。サービスはどうなんだろう?機内食は食えるものなのだろうか。ま、スターアライアンスだからマイレージプラスにマイルが積算出来るぞ、なんて色んな思いが交錯しつつ、当日を迎えます。
8:30分羽田発と、とっても早い朝の便なので、最寄り駅始発のリムジンバスに飛び乗り一路東京国際空港へ。
当日はこんな感じで空港へ向かっておりました。ANAに乗れない寂しさをAnother Skyで紛らわす私。今日から北京天津出張。フライトを前に空港まで向かうリムジンバスの中で葉加瀬太郎のAnother Skyを聴いて気分を高める。乗るのはエアチャイナだけどな( ;∀;)— Makali'i (@Makalii_JPN) 2017年11月13日
6時には羽田空港国際線ターミナルへ到着。この時間の羽田INTを使うのは初めてかも。成田発より朝のラッシュが早く始まる為か、多くの旅客で賑わう。
エコノミークラスのチェックインカウンターは大陸系の乗客を中心に長蛇の列。出国審査も混みあっており、エアサイドに入ったら余り時間も残っておらず。免税店でちょこっと頼まれものを買ったり、六厘舎でつけめんをかきこんだらもうファイナルコールが迫った時間に。よりによって搭乗ゲートがサテライトの端っこのほう。
CA184便 HND-PEK 8:30-11:30 朝発って午前中には北京に着けるんだもの。中国って沿岸部ですと本当に近い。
よくよく思い出せば、A321に乗るのもこれが初めて。エアバスの小型機シリーズ。A319はエアカナダで、A320は…USエアウェイズで乗ったことがあるな。
いざ、北京へ。初めてのエアチャイナ。楽しみ楽しみ。 pic.twitter.com/w92J66RJq2— Makali'i (@Makalii_JPN) 2017年11月13日
座席は、175cmの私が座るとこんな感じ。お世辞にもシートピッチは広いとは言い難い、がLCCよりは全然良い。
雨の羽田空港。隣のスポットには東航のA330。否が応でも中国行きの気分が盛り上がります。
シートポケットには中国国際航空の機内誌ではなく、中国民航の機内誌が搭載されていました。
1982年中国民用航空総局により創刊された民間航空系の権威的な機内誌である。『中国民航』は唯一の、中国主要航空会社全ての国内線に発行される機内誌である。中国国際航空、南方航空、東方航空、海南航空、厦門航空、深セン航空、四川航空および各空港のVIP室に配布されています。
とのこと。 - メディアレーダー
昼間の中国・韓国行きは眼下に日本の景色が楽しめるから楽しい。よく使うシンガポール便だと、洋上ばかりで陸地はあまり見えないので、機窓からの景色に関しては昼行便の楽しみはあまりない。
A321のエコノミークラスの座席にはパーソナルビデオモニターなんぞ気の利いたものはついておらず、天井からウィーンと降りてくるフリップダウン式の共用のモニタのみ。フライトマップが表示されたり、中国語オンリーの番組が流されたり。
シート背面上部にはポケットがあるが、ここにガジェット類をしまったら完全に忘れてしまいそうだ。
CAのエコ飯。なんとメイン(と言っていいのか。サイドディッシュなんてありゃしない)は日本食。お魚の煮つけが乗った何か。特段美味しくはないが、ネット上で散見される「大陸系エアラインの機内食はまずい」という期待を良い意味で裏切ってくれました。食べられます。
割と頻尿の私でも、北京線くらいの飛行時間だったらトイレ無しで耐えられます。お酒も飲んでいないし。というわけで今回は窓側席をアサインしてもらいました。これは韓国上空だったか。
本を読んだり、窓の外を眺めたり。
韓国を過ぎて海が見えるということは、黄海。
中国大陸へ。まだ11月と晩秋ではありますが、華北はやはりどことなく寒そうです。
遅延もなく、北京首都国際空港に到着。
中国は何年ぶりだろうか。北京は初めて。しかしここの第3ターミナルは巨大ですね。
コンコースを歩いて、ターミナル内(ターミナル間ではなく!!)を移動するエアトレインに乗ったりと、また歩いたりと、本当に大きい。とにかく移動する。もうちょっとコンパクトなターミナルを複数整備したほうが旅客の利便性は高いんじゃなかろうかと思ったり。
LHのルートには明るくないのですが、フランクフルトから飛んできたのかしら?ミュンヘンあたりから飛んできたのかしら?ルフトハンザのA350XWBが駐機していました。
今回のホテルは北京駅近く。取引先手配のバスにて移動です。
【最後に】
客室乗務員の接客もとっても丁寧だし(大陸系のサービスが粗雑だ、なんてのはもう過去の話なのでしょう)、エコ飯も十分食べられるレベルのものだったし、遅延もなかったし、エアチャイナに関して不満に思う点は無かったように思います。あくまで短距離便で、一フライトしか経験していない、という点に留意はして頂きたいですが、航空券代が安ければ、中国-日本往復で使うのは「アリ」なのかな、と思いました。
パーソナルモニターが付いていない、という点も、4時間かそこらの短距離便だったら要らないよな、と思える人だったら気にならないかも。私は読書して過ごしました。
また、CA184便は、深夜便を除いては、8:30分と朝一番に羽田を出発し、一番早く北京に到着する便なので、午後イチから存分に時間を使えます。観光にもビジネスにも、初日からしっかり動けるので、時間的なメリットも大きいように感じます。
帰国便は非常口席をアサインされました。足元ひろびろ。北京からの帰りのCA167便はラッキーな事に非常口座席。ラクラクでした。エアチャイナ、意外と悪くないかも。 pic.twitter.com/pI18mY4liv— Makali'i (@Makalii_JPN) 2017年11月16日
*当時は機内でのスマートフォンの使用は機内モード使用時でも禁止されていたので、カメラにて撮影しております。
2017年11月中旬搭乗