2018年11月20日火曜日

【NH842便 ラウンジ訪問レポート】SATS Premier Lounge(プレミアラウンジ) シンガポール・チャンギ国際空港ターミナル2(T2) 【滞在記】| 2018年10月 シンガポール旅行記(9)

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今回のシンガポール旅行はANAのプレミアムエコノミー(PY)を有償発券したのですが、ANAでプレエコを利用すると、エリートメンバーでない平会員でも、はたまたANAマイレージクラブの会員ですらなくても空港のラウンジアクセスが付帯します。

成田や羽田やホノルルには自前のANAラウンジを構えるANAですが、結構な便数を飛ばしているにも関わらずシンガポール・チャンギ国際空港にはANAラウンジがありませんので、PYクラスの場合SATS Premier Lounge(SATSプレミアラウンジ)をあてがわれます。

チャンギ空港には各種ラウンジがありますが、ANA利用の場合、ファーストクラス、ビジネスクラス、ANAダイヤモンドメンバーがシルバークリスラウンジ、プラチナやSFC、その他スターアライアンスゴールドメンバーがクリスフライヤーゴールドラウンジ、そしてプレミアムエコノミークラス利用者が、このSATS Premier Loungeと、棲み分けが図られています。


SATSとは?


SATSとは、シンガポールチャンギ国際空港においてグランドハンドリングや、機内食や空港でのケータリング、空港のセキュリティサービス等を提供する会社です。チャンギ空港のケータリングやグランドハンドリングの80%程度をここの会社が担っています。前身はSingapore Airport Terminal Servicesという会社で、現在のSATSという名称はこれの頭文字によって構成されます(頭字語)。

SATSは業務により分社化がされており、SATS Airport Services, SATS Catering, SATS Security Services, Aero Laundry & Linen Services, Aerolog Express, Country Foods Pte Ltd., Singapore Food Industriesの子会社から構成されます.

今回訪問記を書くSATS Premier LoungeはこのSATSが運営する空港ラウンジです。各ターミナルにSATS運営のラウンジがありますが、今回訪れたのはANAが発着する第2ターミナルのものです。


T2のSATS Premier Loungeへ入室。


制限エリアに入り、Airport Loungesのサインに従い、エスカレーターで出発フロアの一つ上の3Fに上がると、各種エアポートラウンジがあります。

SATS Premier Loungeの入り口。

【ラウンジ基本情報】
  • Air India (Business Class)
  • Etihad Airways (Business Class / Gold Card Members)
  • Lao Airlines
  • Malaysia Airlines (Business Class / Gold Card Members)
  • Royal Brunei Airlines (Business Class / Gold Card Members)
  • United Airlines (First Class / Business Class Passengers)
  • Scoot Airlines

  • Operating hours: 24 hours
    Location: Departure Transit Lounge, Level 3
Airport Attractions - Changi Airportより引用。24時間営業でトランジットラウンジの3Fに位置します。利用できる航空会社と利用クラスは上記のとおりですが、あれ?ANA入ってない。あれ?

テーブル席、ソファー席、ビュッフェ・ドリンクコーナー、マッサージチェア、個室スペース、シャワールーム、トイレ等が設置されているオーソドックスなラウンジです。あまり人は多くなく、ANAの上級会員や同社のビジネスクラス以上の利用者もここにはいないので、日本人の姿は殆ど見かけなかった印象。上記の航空会社の発着時間帯によっては混みあうのかしら?

コーヒーサーバー。裏手にはドリンクコーナー。

ビュッフェコーナーにはソーセージやフィッシュボール、白米など最低限のホットミールが揃っています。ホテルで朝食を食いそびれたので、ここで朝ご飯とします。

SATS Premier Lounge名物、セルフサービスのラクサ。最後までシンガポールのローカルフードが食べられるのは有り難い。茹でる用の網があるので、その中にボールの中身を入れて湯がいて終わり。下茹でされているので、温めればOKなだけですが、麺が伸び気味。

私は嗜みませんが、ワイン類も最低限揃っています。

生ビールサーバーは残念ながらありませんが、冷蔵庫の中には缶ビールも。ANAの乗客向けかアサヒビールも置いていますが、ここは最後にシンガポールのタイガービールを頂くとします。

ラクサ。麺が伸び気味であまり美味しくないが、スープはまずまず。ま、大事なのは雰囲気。冷えたジョッキにタイガービールを注いで、朝から至福のひと時。

ラクサだけでは物足りないので、ライスとフィッシュボール、ソーセージを。

ビュッフェコーナーの傍には、このようなダイニングテーブルのスペースもあります。

利用はしませんでしたが、シャワールームもあります。何故写真を撮れたのかというと、トイレルームの中にシャワーブースが設置されているだけだから。シャワールームが独立して設けられているわけではありません。

今回我々が使ったNH842便は午前便。ホテルでシャワーを浴びてから空港に向かう人が殆どのはずなので、あまりメリットは無いかもしれませんが、夜発のNH844便の利用者には有難いかも。

ラウンジを出ると、チャンギ空港名物オーキッドガーデン&コイ・ポンド。


最後に・感想


セレクションはさほどでもないですが、フルーツ、ブレッド類、ジュース、お酒、ホットスナック、ローカルフードのラクサが用意されていて、シャワールームも有とオーソドックスなエアポートラウンジです。上を見ればきりがないラウンジサービスですが、奮発してプレエコに乗るような私みたいな庶民トラベラーにはとっても満足出来るレベルのラウンジでした。

上記の外航の利用者以外でここを使う日本人はスタアラシルバーか平会員のANAのPY利用者のみと、「旅行の最後まで日本語がガヤガヤ聞こえてくるのが嫌」という人にもピッタリかもしれません。

また、時間帯もあってか利用者は少なく居心地は良いです。夜の時間帯はまた様子が違うのかもしれません。

ANA NH842便 プレミアムエコノミー搭乗レポートはこちら