2019年7月25日木曜日

【搭乗記 ドメ転したJA618Aで飛ぶ】ANA NH621便 B767-300ER 普通席 東京/羽田(HND) - 鹿児島(KOJ) | 2019年7月 鹿児島旅行記(1)

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結婚すると親戚が増えるというもので、結婚のご挨拶が出来ていなかった奥様サイドの親戚が何名かいましたので、早い夏休み第一弾を取得して鹿児島まで飛んできました。

暑い夏。炎天下を避けてDoor to doorで移動したくなるので自家用車で羽田空港入り。いつものP4に駐車。第2ターミナルとの渡り廊下から、建設の進む国際線施設が目に入る。2月の沖縄行きに見た時よりだいぶ進んでいるな、と。

 ターミナル南端の様子は変わらず。ここは最後に壁が取り外されるだろうから、竣工直前まで変化は無いんだろうな。

出発ロビー。

予想より道路が混んでおり、到着時間が遅れた我々。保安検査場を過ぎて朝ご飯を買ったらもう搭乗が始まっていました。 危ない危ない。


NH621便 普通席 HND - KOJ フライトレポート 


HND 8:55 - KOJ 10:40

58番ゲートからの出発。ギリギリの出発なのでそんなに遠くないゲートで助かった。54番あたりだと急いでいる時は結構しんどい。鹿児島行でも、ゲートアサインが厳しい時は厳しい。

ボーディング。

今日の鹿児島までのシップはB767-300ER。

機種から尾翼まで、綺麗に写真に収められる場所がありません。

たまに空席がある程度で、なかなかの搭乗率。8:55羽田発と遅すぎず早すぎず、鹿児島市内に正午までに入れる便だし、人気なのかな?

搭乗して気づきましたが、ドメのB767なのに何だか機内のインテリアに古臭さを感じません。オーバーヘッドビンを見ると、777のような丸っこい衣装デザインの吊り下げ式。収納量が多いタイプです。ということは古い767ではなく、ANAの中ではここ10年以内くらいに導入された新しい世代の767。インテリアも777のそれに準じており、今風の雰囲気。となると、このタイプの767の導入時にANAは国際線仕様機としてのみ投入しているので、これはドメ転機材ですね。2009年に登録され、最近になって国内線機に転属・改修を受けたシップです。国際線時代は東アジアや東南アジア路線で活躍していた機材、レジの記録は取っていませんが、出張や旅行で何度もお世話になっているはずです。787が短中距離の国際線の主力となった今(少なくとも東京発着では)、活躍の場を国内線に求めざるを得ないんでしょうね。CYともにシートも陳腐化していましたし、良い頃合いだったのかも。

外は生憎の雨模様。

シートモニタが付いていないタイプでは、当記事執筆時点では最も新しいタイプの国内線座席。国内線に転属したのが比較的最近なのでシートもピカピカですね。

シートのコントロールがひじ掛けの上なので間違えてボタンを押してしまうんじゃないかと不安になる。

メッシュタイプの物入れは、飲み物や携帯電話、カメラなどを入れるのに十分の収納量。中が見えるので忘れ物も防止出来そう。

ちょっと遅れてスポットアウト。



タキシング中にも第2旅客ターミナルの国際線施設が見えました。来年には供用開始。楽しみですね。

南行きの便なのでD滑走路からの離陸。RWY05まで延々とタキシングします。

最後は、同じくRWY05を目指すJAL機と並走。

テイクオフ。加速により機体表面の雨水が流れてくるのですが、雨脚が強まってきたせいもあり、余計に外が見えない。


天気悪いですからね。エアボーンしたらすぐに雲の中。


雲の上へ出ました。当たり前ですが下界とは打って変わっての晴天です。


この日は東日本・中部・西日本ともに全て天気には恵まれていないようで、航路上も下界の景色は楽しめなさそう。西行の便ではHND離陸後に地元神奈川から富士山あたりまでの景色を見るのが好きなのですが…。


空港で朝ご飯を食べる時間が無かったので、空弁を購入しておきました。

「こだわりののり弁」具が少ない。のり弁を名乗るならせめて白身魚のフライを入れておかないと。これはガックリ。パッケージに品目が書いてあるので、よく見て買えば良かったと後悔。急いでいたんですもの…。

空弁をペロリとたいらげた頃に窓の外を見ると富士山が何とか見えました。冠雪していない夏の富士山だとどうにも特徴的な外観ではないので見逃してしまいそう。

続いてビバレージサービス。アイスコーヒーをチョイス。

と、言うのも、機内誌・翼の王国で夏限定で国内線全便で提供されるANAオリジナルアイスコーヒーが宣伝されていたから。説明の通り、酸味が少なくコクがあるので、喉が渇くこの時期にはとっても飲みやすく美味しい。ペロリとたいらげました。

ANAのパース線就航の案内。秋にはチェンナイ就航決定。また、数年以内にはモスクワやウラジオストクなどの就航も噂されているし、ANAの国際線網も随分と頼もしいものになってきましたね。

たまに読む程度で気にしていなかったけれど、ANAの機内誌の英題ってTSUBASA GLOBAL WINGSに変わったんですね。WING SPANから変更されたのっていつ頃なんだろう?そして国内線でも英語・中国語の記事が多数載っていたので、ドメとインターで機内誌を分けるのをやめたのでしょうか。コスト的にもこちらのほうが良いでしょうし。


最近の複合材じゃなく、金属感バリバリの従来機の翼が好きです。リベットに萌える。

結構な早起きで、前日も遅くまで仕事だったので疲れていたのか、以後は寝落ち。着陸のドスンという衝撃で目が覚めました。

フライトレーダーによると、飛行時間1:19、スケジュールの10:40から少し早い10:31に到着しました。

鹿児島も天気はいまひとつ。梅雨明けももう少しかな?

ここに来てようやく使用機材のご尊顔を拝見。「お疲れさまでした。」言いたいところですが、元国際線機のこの機にしたら、鹿児島線くらいは朝飯前でしょう。

「ようこそ鹿児島へ」のサイン。

預け入れ荷物をピックアップしたら、レンタカーを借りて鹿児島市内へと移動です。

海外移動が多かった頃に何度もお世話になったANAの767-300ERなので目新しさは無いですが、787に慣れ切ってしまった今、2-3-2のコンフィギュレーションは有り難いですね。特に妻と二人での移動だと強く感じます。隣に誰か赤の他人がおらず気が楽ですし、窓側の景色と通路へのアクセスの両方が得られるというのは稀有。767と共に消えゆく、今後もうあり得ない座席配置なので残念ですね。

次回は鹿児島市内でのランチの模様をお届けします。