2020年2月3日月曜日

CoCoLo湯沢・がんぎどおりで駅ナカグルメ&ぽんしゅ館で利き酒 | 2020年1月 真冬の越後湯沢で湯治の旅行記(4)

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ホテルをチェックアウト後(湯沢グランドホテル宿泊記はこちら)、徒歩2分程で越後湯沢駅へ。暖冬なので1月だというのにロータリーに積雪は殆どありません。

CoColo湯沢と名付けられた越後湯沢の駅ビルは土産品・地酒の販売とイートイン、温泉施設などから成る「ぽんしゅ館」、コンコース内は昭和時代初期の雁木造の家屋が建ち並ぶ街並みをモチーフにしたフロア「がんぎどおり」となっているので、新幹線の時間までこちらを散策してみようと思います。思った以上に楽しめましたよ。


CoCoLo湯沢・がんぎどおりで駅ナカグルメを楽しみ、ぽんしゅ館で酩酊する


そもそも、がんぎどおりの雁木(がんぎ)とは?


雁木とは、通りに面した軒から庇(ひさし)を出して、その下を通路・歩行路としたものです。これにより道に積もる雪と屋根からの雪下ろしの際に出る雪で通行不能になることがなくなり、安全に通る事が出来るようになります。雪国の人々の知恵と思いやりを具現化した、シンボルのようなものです。

ここのレストラン街あたりが庇の下のイメージかな?


中央にはお土産屋さんが多数並びます。新潟土産は大体揃いそうな感じ。


魚沼の畑でどんぶりランチを


13時にホテルをチェックアウトした我々。お昼ごはんをまだ食べていないのでお腹ペコペコ。レストラン街がありますので、そちらでランチとします。

こしひかり・丼ぶり屋 魚沼の畑 でランチ。

一番人気と言われたらこれを食べるしかありません。鮭いくら丼。

 各飲食店の前にボードラックが設置されているのがニクイというか。温泉地であると同時に、スキーリゾートであることを再認識させられます。


南魚沼しおざわ産コシヒカリを使った贅沢な鮭イクラ丼。フワフワ、モチモチ、ホロホロの不思議なご飯の食感がたまらない。新潟の親戚が栽培しているなかなか上等なコシヒカリをいつも食べているが、まるで違う。炊き方、釜に違いがあるのだろう。「羽釜炊き」と謳っていたからそれが差なのかもしれない。

ご飯も乗っかっている具材も豪華ですし、一人1380円は観光地にしては良心的かな?

続いてはがんぎどおりの土産物横丁で上司や同僚、部下にお土産を調達。新潟土産なら大抵何でも揃いそうなくらい品数豊富で迷ってしまうくらい。 


お土産物と言えば新潟は米どころなのでコシヒカリ。百姓一揆なんてとんでもない名前のお米が売っていました。農家の皆様の本気度が伝わってきそうな名前。

湯沢・苗場は有名なスキーリゾートだもの。ワールドカップだって開催されますよね。アルペンスキーの国際大会は間近の模様。

駅でスキーウェア・ウィンターウェアを販売しているのが実にスキーリゾートの越後湯沢らしいというか。第四銀行のATMが新潟にいることを再認識させられます。



ぽんしゅ館 唎酒番所 で利き酒を


​続いてはぽんしゅ館。新潟県内にある全蔵の酒を試飲できる楽しさに加え、日本酒の豊かさ、魅力を体験出来る越後湯沢駅の有名スポットへ。

酔っ払いサラリーマンの人形がお出迎え。

新潟県産の日本酒のラベルがずらり。

飲んだくれてぶっ倒れた人形。

500円を支払って利き酒・飲み比べを楽しむとしましょう。入る前から日本酒の香りがむんむんで、下戸の人はこの辺で酔っぱらってしまうのでは?

壁一面に並ぶ日本酒のサーバー。圧巻の光景です。500円を入り口で払うとメダルが5枚貸出されますので、このメダルをサーバーマシンに入れると、同じく入り口で貸し出されるおちょこに注がれるようになっています。

このようにサーバーからお猪口へと日本酒が注がれます。

「酒時々水」。長く呑むにはチェイサーは大切です。

優しい気配り。ウォーターサーバーもあるのでチェイサーを挟みつつ、お酒を楽しめます。お猪口を洗うのにも使えます。

外国人観光客も日本人観光客も知らないグループ同士で呑みながら盛り上がったりとなかなかリア充な雰囲気。

「塩をつまみに呑む」というなかなか"ツウ"な楽しみ方も。日本全国の色んな塩が並べられています。なんと沖縄のシママースまで。雪国ではるか南の地の塩を舐める不思議。昔の人は​枡に塩を盛って、お酒を飲みながら塩を舐めていたそうです。同じお酒でも、舐める塩によって辛かったり甘くなったり、楽しみ方がより増えるという(良い意味での)恐ろしさ。

味噌もあります。追加料金を払えば「きゅうり」も貰えます。

併設の「駅の酒蔵」でお買い物。米どころ、酒どころの新潟県内の全蔵元から厳選した日本酒を常時250種類以上用意しています。試飲したインプレッションを参考にしつつ、自宅用、上司や義父へのお土産を買いあさります。


ぽんしゅ館カフェ 糀らって でスイーツ休憩


利き酒で良い感じに酩酊しているのと、結構駅ビル内を歩き回って疲れてきたので、新幹線乗車前に小休止。

新潟は米どころでもあり酒どころでもあれば、糀どころでもあります。こちらのカフェラウンジでは、糀を使ったスイーツやドリンクを楽しめます。


 糀(こうじ)ソフトクリームをオーダー。糀感はさっぱり感じられませんでしたが、ミルク感たっぷりでとにかく濃厚。フルボディだけれどするする口に入る美味しさ。奥さん曰く「牛乳が殴り掛かってくる感じ」

糀ラテしょうが」をホットで。酔っぱらった体に心地よい。

天井の電灯もレトロでお洒落。

レストスペースには可愛いフクロウの置物たち。


改札近くにも串焼きなどを販売する屋台風のお店が並んでいて、なんだか観光地のお祭り気分を盛り上げてくれますね。

感想・まとめ


ホテルのチェックアウトから、新幹線の出発までどの程度時間を用意しておけばいいのか悩みましたが、たっぷり時間を設けておいて大正解。「ちょっとお土産買って終わりかな?」なんて思っていましたがところがどっこいかなり楽しめるエンターテイメント性たっぷりの駅でした。最低でも二時間は欲しいですね。

15:08発のとき326号で東京へと戻りましょう。ぽんしゅ館の利き酒で良い感じに酔っぱらっているので寝てしまいそうです。次回はとき326号の乗車レポートをお届けします。

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