2020年3月13日金曜日

Raffles Hotel(ラッフルズホテル)のLong Bar(ロングバー)でオリジナル・シンガポールスリングを | 2020年2月 シンガポール旅行記(9)

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チャイナタウンでのショッピングを終え、ホテルで一休みしていたらもう夕方。2018年のハネムーン時はリノベーション中で訪れることが叶わなかったラッフルズホテルへお出かけします。

インターコンチネンタル・シンガポールからは1ブロック程度歩くだけと目と鼻の先。 写真中央に見えるのは、2014年の旅行で宿泊したSwissotel the Stamford

 インターコンチネンタル・シンガポール前のNorth Bridge Roadを下ればすぐに目的地のラッフルズホテル。City Hallエリアも徒歩圏内なので、ここのホテルはなかなか使い勝手が良い。


リノベーションを終えたラッフルズホテルを散策



 というわけで汗をかくまでもなくあっという間に到着。白亜の建物が美しい。こちらはNorth Bridge Road側のいわば裏手。


 旧正月がまだ明けたばかりのシンガポール。ラッフルズホテルの裏手の車寄せにも柑橘系のお飾りが。あら、ネズ助が可愛い。

先述のようにリノベーション後に来るのは初めて。ラッフルズ・ホテル・アーケード(Raffles Hotel Arcade)を歩き回って、何が変わったのかチェック。

 リノベーションで変わったものの一つ。タッチパネル式のディレクトリ導入。上手い事コロニアルな雰囲気に溶け込むように作られている。

白亜の建物に囲まれた、緑あふれるコートヤード。ここのバーで心地よい風を感じながらのんびりお酒をたしなむのも楽しそう。写真億左手に見えるのは、定宿のフェアモント・シンガポール。

記憶を頼りにLong Barを目指します。2Fの端っこのほうだった、と。




Long Bar(ロングバー)でシンガポールスリングを


Long Bar(ロングバー)へ到着。夕方5時くらいなので結構混み合っていて、お店の前で暫し並ぶ、が安くないお店なので意外と回転率が高く、ちょっと待っただけで店内へ案内。

ロングバー名物のピーナッツは、店の入り口にも置かれている。「これでも食って待ってろよ」ということ。国籍性別年齢問わず、待ち客の皆でポリポリ。

このおじさんの看板と記念写真を撮る観光客が多かった。

 待ち客が捨てるピーナッツの殻で床がだいぶ散らかっていますね。でもこれが流儀。

 ほどなくして店内へ案内され、バーカウンターへ着席。


カウンターの端に置かれているのは、特注のsling shaker(スリングシェイカー)。18杯ものシンガポールスリングを一度にシェイク出来る優れもの。

このハンドルをぐりんぐりん回して作るらしい。

ピーナツをつまみながら、ドリンクがサーブされるのを待つのがロングバーの流儀であり、伝統。

ひらひらと機械が動かす天井の扇が好き。シーリングファンよりも味がある。

上階へと続く階段。店内は植民地時代のプランテーションをイメージしたものとなっているとのことで、往事の大英帝国の栄華が感じ取れるかのよう。

夕方の丁度良い時間の為か、めちゃめちゃ混雑しているのでなかなかオーダーしたドリンクが来ない。休暇で来ているんだし、焦っても仕方がない。のんびり待つことにします。

足元を見れば、ピーナツの殻が沢山。この殻が埃や土が巻き上がるのを抑え且つ箒で掃くのを楽にしていたとか。植民地時代からの名残のようです(参考*)。一日の中で、どのくらいの頻度で掃除をするのだろうか気になる。ラッフルズホテル曰く「シンガポール国内で唯一、ポイ捨てが許される場所」
*Why do you have to throw monkey nut shells on the floor? - Tripavisor

暫くしてコースターがようやく置かれました。

ORIGINAL SINGAPORE SLING。お値段は一杯30ドルくらいしますが、ここで値段を気にするのは野暮というもの。でも何杯も飲んで過去に痛い目にあっているのでほどほどにしましょう。

乾杯!!見た目は可愛いですしフルーティーで大変飲みやすいが、結構強いカクテルなので一杯でもいい感じに酔っぱらってくる。

今やラッフルズホテルのみならず、シンガポールのアイコニックカクテルとなったシンガポールスリングは、1915年にここラッフルズホテルで、ロングバーのバーテンダーであったハイナニーズのNgiam Tong Boonによって初めて作られました。当時は人前で女性がお酒を飲むのはエチケットに反し良しとされていなかったので、フルーツポンチのように見えるようなカクテルを作ったのが創始だそうです。その割にジンベースで強いお酒。可愛い見た目に騙されてひょいひょい飲んでいると潰れてしまいそうです。

というわけでほろ酔いになったところでLong Barを後にします。



世界中で飲まれているカクテルとなったシンガポールスリング。東京の名前も出てきているのは嬉しい。

お手洗いのピクトグラムがオシャレでした。

こちらは男性用。近代のヨーロッパの高級将校のようなシルエット。

女性用のピクトグラムは、パーティードレスを着こんだご婦人のシルエット。


消火器も、美観を損ねないよう工夫がなされて配置されています。

ギフトショップでお買い物をしてラッフルズホテル訪問はおしまい。程よくお酒が回ってきたところで、ディナーへと向かいましょう


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